狭い日本といっても地方によって特色があっておもしろいもんだと時々思うことのひとつに(ほんのひとつ・・・方言から食文化から本当にたくさんのなかのひとつ・・・)車の運転に関することがある。わたしがよく車で行動するので思うことなのだが、大阪の真ん中で免許取得し毎日車に乗る生活をしていてわたしの血も骨も肉も「大阪運転」である。今、大阪と神戸のちょうど中間あたりに住んでいて思うのはここは明らかに「大阪運転」ではない。独特の運転リズムがあって、わたしは「ワルツ運転」だと思っている。ゆずり合う精神が高いのでゆずってもらえる精神も自動的に高くなっているようだ。そして「大阪運転」をリズムにするなら「16ビート」なのだろうか。大阪はゆずってもらえないし、ゆずらなくてもいい「スキがあったらさっさと入る」「リズムに乗り遅れたらあかん」という感じだろうか・・・ 車間距離という隙間は大阪人には「わりこむスキ」の嬉しい空間となる。しかし、こんな16ビートの大阪人もイタリア人にはかなわないのだろうと思う、あのイラチな人々・・・(注:イラチとは大阪弁でせっかちの意味) イタリア人のイラチさはわたしはとても好きなのだから、わたしも実はイラチな人間なのだろう・・・と思う。