
去年、イームズの椅子のカバーを海月のおひとりに編んでもらった。完璧に座面にぴったりフィット。しかし、少しだけメンテナンスが必要になりわざわざお持ち帰りいただいてなおしてもらうことに。毛糸が気持ちいい季節がとても好き。編みものはできないが、編みものが大得意だった母は突然思い立って着る物を編んでくれて翌日にそれを着るということがよくあった。朝起きるとリビングのラグが出来上がっていたり魔法みたいだったし、編んだものって何か、物語があるようでとてもいいなぁと、わくわくした。今も忘れないのが、正に物語が編みこまれているような、絵本の1ページを抜き取ったみたいなワンピースを姉とおそろいで編んでもらった。あと、プードルみたいな白いセーター。あれはあまり好きではなかった。