本屋さんには定期的に足を運ぶ。収穫がなくても、なくて当たり前な気分で通う。ある本にだけスポットライトがあたっているような現象に出くわすという楽しみのために行くことになっているように思う。この『白磁の人』パラパラとみると帯に映画化決定とある。そういう本はあまり読まないのだが、高橋伴明さんが監督だということと、あらすじがよくてすぐに購入し、すぐに読んだ。ちょっと涙がでそうなところが随所にあった。「白磁の人」とは実在の人物で浅川巧さんという方。文中に「植民地下の朝鮮で、民芸の中に朝鮮民族文化の美を見つけ出し、朝鮮の人々を愛し朝鮮の人々から愛された一人の日本人林業技手」とある。素晴らしい本と出会えた。映画『道~白磁の人』は6月公開。 ↑素晴らしい本との出会いは その時の自分の気持ちとの タイミングも大いにかかわって くるのだろうが、そういうこと に関わらず、素晴らしいものは 素晴らしい。
by Tabathatokabu
| 2012-05-21 21:05
| 本のこと
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