あの三島事件ばかりがクローズアップされていて(わたしの中で)作家として、注目したことがなかったが、まず手始めにエッセーを読んだら、もっと他のものも読みたい、読むぞと切り替わる。 タイトルは『不道徳・・・』だが、道徳を「教える」ということに違和感をもっていたわたしとしては、少し納得。「大いにウソをつくべし」「友人を裏切るべし」「人の失敗を笑うべし」などなど・・・これは逆説的で「人の恩は忘れるべし」の章では~~~人に恩を施すときは、小川に花を流すように~~~ などとある。わたしの好きなエッセイスト、伊丹十三さん、景山民夫さん、三島さん・・・みんなさん、お亡くなりになられている。 ↑昭和42年刊行のエッセイ。 わたしが生まれる1年前の世の中。 時代の差はあれど、本質的なことは あまり変わらないのだな・・・と 興味深い。
by Tabathatokabu
| 2012-07-31 08:59
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