内田樹さんと三砂ちづるさんの対談本の一部抜粋― 三砂 流れるような身体にしておくのが大事なんですよね。エゴがいっぱいだと自分の身体の中で流れがブロックされて、とまってしまう感じがする。 内田 自分の能力や技術を自分の利益のためだけに使おうと思ったり、自分の能力を貯め込んで、利子がついたら大きく使おうと考えているようじゃダメなんです。 三砂 自分がやっているのは自分の力ではない。それは自分の役割として受けとめさせてもらっているだけなので、自分をいい状態にしておけば、いいものは流れていくでしょう。 -中略- 自分はできるだけ、ないほうがいいと思います。自分探しなんかしても、ない。ただ、身体があるから役割が来る。役割がきたら「ありがとう」と言っていればいいのではないでしょうか。そうしてやってくる役割をいかに上手に流していく自分になるか、が課題です。 内田 流れのパイプの径をどうやって太くしていくか。
by Tabathatokabu
| 2012-12-31 22:25
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