以前も書いたけれど、わたしは「踊る人」に心が動く。ここ数年のうちにそうなった。すると、ずっと少し注目していた田中泯さんの存在がとても浮き彫りになってきたところに見つけた本。いつものことだが本屋さんでこの本だけにライトがあたっていた。田中泯さんの語りに、いちいちぐらぐらと心が動いて瞬く間に読み終えてしまった。 <抜粋>松岡さんは「私は本である」と何かのときに話してましたね。ぼくも「私はダンサーです」ということの先にはもう「私はダンスです」と言うしかないとずっと思っていたし、つぶやいていた。あっちこっちでそうなりたいんだって話しをしていた。その根拠は、ダンスの方がわたしより大事なんですね。ダンスという自体そのものにぼくはものすごい驚きと尊敬を持っているんです。その持続がないかぎりぼくは踊りを続けてこられなかったと思う。
by Tabathatokabu
| 2013-10-07 20:51
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