『夢と狂気の王国』砂田麻美監督

前作の『エンディングノート』がとてもよかったのでジブリファンではないが、楽しみにしていた。とてもよかった。『風立ちぬ』を見ていたし、その主人公の声を庵野秀明さんに決める瞬間のことも見られて、ちょっとうれしくなる。『風立ちぬ』では、そのことがいちばん気になったりもしていた。それだけではないが…
ここ数年、わたしは小説が読めない。作り話という(あたりまえだが)ことが入り込めなくなっていて…そういう時期だから、映画もドキュメンタリーはぐいぐい入り込む。
砂田監督って前作も今作も主役(と表現していいのだろうか)は同じようなおじさまだなぁ(前作は実父であられた) おじさまに共感できる人なのかなぁ。お若いのに。映画監督というだけで、かっこいいなと思ってしまうのに、おじさまに共感できる若い女性ってちょっと器が大きく感じる。