古道具坂田の坂田さんの本を読み返す。先日、骨董屋さんに行ってから、あ、そうそう、読み返してみよう…とほんの軽い気持ちだった。1〜50まで50のものについて写真と文章で綴られている。坂田さんのものの見方や坂田さん特有の古道具屋としての立ち位置なんかがちらほら読める。その33が「書」で文章にはロダンの詩が引用していた。 「芸術において醜いこと、それはまがいもの、作為的なもの、表現的なもの、表現が伴わずにこぎれいさや、美しさを装うもの、気どったわざとらしいもの、意味もなく笑うもの、理由もなく恰好をつけたもの、原因もなく形をねじまげ壊すもの、魂と真実を欠く一切のもの、美しさや、優雅さを誇示するにすぎない全てのもの。嘘をつく一切のことだ。」 ↑写真は坂田さんの「眼の先輩」だった骨董商からの手紙。 ・
by Tabathatokabu
| 2014-05-04 11:30
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