この経典『鳥の仏教』はチベットで古くから読み継がれてきた、農民や牧畜民など一般の信者に向けられたもので、初めてチベット語から翻訳された。 「鳥のダルマのすばらしい花環」と 「人間圏の仏教から生命圏の仏教へ」がおさめられている。 観音菩薩がカッコウに姿を変えて智慧者としてダルマを説き広める。 この本を読んだら鳥のさえずりがただのそれではなくなったわたしは単純だろうか。 わたしの初めての親友はセキセイインコのチロだったが、母や姉にひどく心配されていた。小学生の頃の内向的なわたしを心配して姉が休み時間にわたしのクラスを覗いたら、わたしはひとりで自分の席に座ってぼっーとしていた事が衝撃だったようで、母になんとかせねば!と伝えた。姉の妹に対する愛情はその頃のわたしにはただの迷惑でしかなく、本当にチロだけで幸福だったのだ。学校が嫌でどうにかして休みたいからか、熱が出たり、お腹が痛くなったりとにかく体が弱い子で…と、自分語りが過ぎてしまったが、この本がそんな子ども時代を思い出させてくれた。ネクラ少女時代(うそちゃいます。ほんまです。) ・
by Tabathatokabu
| 2014-05-19 09:59
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