11月は炉開き。とても楽しみにしていた。 お稽古中に記憶が蘇る… かつて、曾祖母が火鉢の前で火箸で炭をつぎ足し火の様子を見ている姿がとても好きで、わたしもやりたい!と、火箸で炭をさわるあのギリギリした感触やゆったりした時間が、炭の香りで一瞬にあの時に戻る。鼻腔からの思い出…と勝手に呼んでいる。 曾祖母の生活はわたしにとって、おもしろいことばかりで、米糠で板間を磨くことや、井戸から水を汲むことなんかを喜々としてやらせてもらっていた。 明治生まれの曾祖母は江戸時代の人と直につながっていた人だろうと思うと(当時はそんなこと考えてなかったが、今思うと…だ)なんだかちょっと心ときめく。 お茶室が炉のぬくもりでポカポカ。 炭っていい。 ・
by Tabathatokabu
| 2014-11-17 10:37
| お稽古のこと
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