![]() 今読んでいる本がやや進みが遅いので、合間にちょうどよさげなこれを購入…と読み出したら、樂吉左衛門の発言がすごすぎて息が上がってしまう… 合間の息抜きが余計に心拍数が上がる。 ドキドキ。 〈抜粋〉静けさの中に秘される嵐のごとくに渦巻く激しさが、長次郎茶碗の本体だと僕は思い続けてきた。(中略)茶の湯の世界をそう簡単に居心地よいとは言わせまい。僕は僕の作る茶碗をごつごつ激しく角張り切っ立て、長次郎の黒き茶碗とは対照的に、強い色彩の対比に曝した。長次郎も待庵も一切関わりのないかのごとき現代の茶の世界、空疎な現代の社会に向かって、僕の茶碗は、激しくとんがりながら牙をむく。 ↑樂吉左衛門 焼貫黒楽茶碗 銘「入渓」2006年 ↓長次郎作 黒楽茶碗「万代屋黒」桃山時代 ![]() ・
by Tabathatokabu
| 2015-03-12 11:05
| お稽古のこと
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