久しぶりに小説を読んだ。いつも本は手放さない生活なのだが 小説は読まなくなって久しい。・・・といいつつ、去年は三浦しをんの 「仏果を得ず」を読んで、やっぱり小説はええなぁ~としみじみしたの だった。先日、読み終えたのは小川洋子の「猫を抱いて像と泳ぐ」だ。 これは数年前に入院するときに友人にプレゼントしてもらってそのまま 読まずにいたもの。 切なくて儚いのだけれど、とても愛おしくなる素敵な物語だった。 何度も涙した。わたしはとても涙もろくて小説ではけっこう泣くので それを敬遠して小説をあまり読まなくなったのかもしれない。 中学生になったころから小説にはまり、特に作家を制覇することにはまり 好きになった作家のものは全部読みたい気持ちになっていた。 ひとりの作家から泉のように様々な人生劇場はあまり生まれない・・・という 結論に至る。それが悪いのではない。むしろそんな感じが好きだった。 人間が人間を描いている感じが好きだった。
by Tabathatokabu
| 2015-07-17 12:31
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