![]() 先日の羊村の兄弟に続き、はからずもまた羊飼いの話。たまたま。 1977年製作のイタリア映画。やはりヨーロッパの牧羊文化は深いんだなぁとつくづく思う(アルプスの少女ハイジとか…全然知識はないが、キリスト教でも羊という存在は大きいのかな) 「父 パードレパドローネ」は実話。 小学1年生の時に働き手として父によって強制的に学校を辞めさせられ非識字者として羊飼いだけをして大人になった少年が後に言語学者になる。 言葉、文字を覚えて、文章をつくって父親に理路整然と思いの丈をぶつけるシーンは感動した。 日本の識字率は高いから、非識字者の存在、その人たちの想いを想像するのは難しい。 でも、既に人生の折り返し地点を過ぎたであろうわたしですら、新しい言葉を学び、知らなことを知る喜びは大きい。 人間、知っていることはほんの一部だろう…生きてる間、その喜びは続く。 写真は夜の蕪とカリフラワー。
by Tabathatokabu
| 2016-01-18 10:59
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