書き出し小説

中秋の名月の日に読み始めた本の書き出しが「秋であった。夏であった。どっちや？秋であった。風が涼しいなあ。首筋が寒いなあ。」で、まさに今読んでいる自分自身の声のような、その日のことのようで、きゃははははーーと嬉しくなった。

そんなことを思っていたら「書き出し小説名作集 挫折を経て、猫は丸くなった。」という本の紹介コラムを見つけた。ウェブサイトの読者投稿企画だったそうだ。
物語の冒頭、たった一文を提示する「書き出し作家」たちの投稿の選りすぐりを収録された本とのこと。

物語の冒頭って、ワクワクする。

写真は富山の銘菓月世界本舗の『月世界』先日のお稽古でいただいてすぐ好物になった。