方言

ものすごく注目していたのにずっと読まなかった町田康を夏の終わりとともに手に取る。（『ギケイキ』義経記）
単行本の場合はカバーを外して見ることを必ずするのだが、写真の「平家、マジでいってこます」を見て、めっちゃおもしろそうだとワクワクを禁じ得ず、色んなことを先送りにして読みふけた。

大阪から西宮に住んで、約14年になるが、大阪弁、神戸弁はきちんとあるのだが、土地柄か、西宮は割にイントネーションが標準で、時々大阪弁とそのリズム感が懐かしくなり、ホームシックになることがある。
町田康を読むと母国語が大阪弁であるということの幸せを感じる。
（わたしは、「いってこます」などという言葉は使わない…けど、その感じはめっちゃわかる。）