みごとなまでの最期。 亡くなるほんの10時間前まで自力で歩いていた。 24時間前に一切のものを口にしなくなった。 48時間前からくるくる回って徘徊。 トイレの失敗は1回。 下痢、嘔吐なし。 それでも、なんか「ああもうあかんかも」と、わかった。 1週間くらい前に、カブのごはんを拵えながら、(思いたくもないのに)「これが最後になりそうやなぁ」とふと思った。そうなった。 おやすみなさいと一旦寝たが、やっぱりなんか…と、布団を敷いてカブに添い寝した。一晩中寄り添って、最期までの経過をちゃんと見届けられた。 3:58に息をひきとってカブと一緒に寝て起きたら、ぬけるような青空。 爽やかな風が吹いていて、もう思い残すことは全くないという気持ちなんやろな…と思った(ちがうかったらごめん、カブ) カブはたばさに育てられ、それからは看板犬時代があったので、たくさんの方にかわいがられて育った。晩年は夫がほとんど世話をしてくれて、わたしはなんにもしていない。 みんなに愛されているカブがわたしはとても好きだった。 カブのエピソードはたいていヘタレ話しだけど、本当は賢くて、いい犬だったから、バランスをとっていたのだ。 カブのような素晴らしい犬とはもう出会える気がしない。 写真は亡くなる前日。気持ちよさそうに寝ている。
by Tabathatokabu
| 2017-06-07 22:51
| 犬たちのこと
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