少し前に映画『転々』を観る。お正月映画にはかなり辟易していたが「これなら」と夫婦で意見が合い観ることに・・・ テレビの『時効警察』のスタッフが制作したそう。キョンキョン(出演)の経営しているスナックが“時効”だった・・・けっこう濃い目のキャラが登場するのだが、さらさらぁ~と流れるように観た。夫婦で観ても感想など一切話したりしない・・・「おもしろかった」「うん」で終わることがほとんど。とにかくうちの旦那さんは、映画にメッセージ性があったり、感動的だったり、社会派だったりすることを嫌う。なぜそんなに嫌うのか?を質問させてくれないほど怖い炎のようなオーラをメラメラとさせている。だから前にも(何度も)書いたが、かなりの音楽マニアなのに歌詞の意味を「考えたこともないし、考えたくもない」そう。以前ラジオであるDJがUAさんに「ぼく歌詞を聞けない・・・音やリズムばっかり入ってくる」と言うとUAさんは「それってヒライタ(開いた?)いい耳なんですね!すごい!」と褒めていた。ヒライタ耳ってどういう意味?とかなりの専門用語だったからわからないが、褒めていた。そのことを旦那さんに言うとあまり変化のない表情だったが、悪い気はしていなかった様子。結婚した当初、旦那さんのママが「難しい子でしょ?」と何度も言われて、嫁のわたしにとても気を使って下さってたがきっとこういうことを言っていたのだろう・・・とじわじわとわかってくる。難しい子だとは思わないが、自分の息子だったらきっと思うはず。伴侶は半分わからんくらいがちょうどいい。
↑写真:ストーブを囲んでまったりな夜。