実はまだ途中までしか読んでいないのだが・・・ この『桶屋の挑戦』というタイトルを見た瞬間 「読む!」と即購入。 以前もここで書いたが、わたしの曾祖父 (”ひいじいちゃん”と呼んでいた)は桶職人だった。 ひいじいちゃんなので、わたしが物心ついたときは 引退していて作業小屋でちょろちょろ作っていた 程度だったと思う・・・ 手桶や小さいものを作るのは「こんこん屋」と呼ばれ 酒樽のような大きいものを作る人を<桶師>と呼ぶそう。 ひいじいちゃんは<桶師>だった。 ひいじいちゃんが住んでいた京都の家を壊すときに 数個の小さい桶を譲り受けたのだが、桶を欲しがったのは わたしだけだった・・・ もっとひいじいちゃんと話しが したかったな・・・いつも火鉢の前でじっーとしている 姿が印象的。職人なのにソフトだった・・・ お葬式でひいじいちゃんのことで印象に残って いる話しをされ(たしかテレビ取材のインタビューのとき のエピソード) 「桶作りで最も難しいことは?」と聞かれ 「漏れんようにすることやな」とそれ以外は一切答えな かったそう・・・ 『桶屋の挑戦』の「はじめに」を読んだだけで目頭があつく なってしまった・・・ はじめに(抜粋) 丸い桶の立って丸く並んでいる板を側板。底にはまった 板は底板とよぶ。桶屋にとって「正直」とは、側板同士、 底板同士、ピタリと合わせる板の面と面とを指す。 なぜそう呼ぶかは、わからない。そこに桶屋の技量が 正直に出るからでは、ともいわれるらしい。 ――中略―― 「正直」をピタリと合わせてゆく。そのシンプルにして 難しいことに、励んでゆく。ここに書いたのは、そんな 桶屋たちと桶の世界の物語だ。 ひいじいちゃんが「漏れない桶」だけを作るために 日々精進してたんやぁ・・・と、そのシンプルさに 憧れを抱いている。 ↓内容と関係ない写真 ![]()
by tabathatokabu
| 2008-04-17 20:56
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